恋するタタタン
ぬくぬくの恋の一つもしてみればもっとかわいい私になろうに。。。
苦しくて呼吸が出来ない神様に生きても良いと許されてるのに
お疲れ様です。
毎日何度となく言う挨拶で始めてみました。

本、読みました。
芥川賞作家・絲山秋子さんのデビュー作です。
イッツ・オンリー・トーク (文春文庫)イッツ・オンリー・トーク
(2006/05)
絲山 秋子



表紙の金魚がとってもかわいい


芥川賞作家さんというのは知っていたけど
受賞作を含め他の作品を読んだことなかったし
完全なる表紙買いです。


表題作の『イッツ・オンリー・トーク 』と『第七障害』という
2編が収められています。
簡単なあらすじなどはアマゾンくんで確認してみてください。


で、感想。
デビュー作として出来は悪くないんだと思いますが
『イッツ・オンリー・トーク 』の方は
登場人物けっこういるのに誰にも感情移入できないし
ドラマ性のある話でもないから結構退屈。
正直、斜め読みに近く内容もいまいちピンと来なかった。

それに比べたら『第七障害』の方が
著者が(多分)一番言いたい事がハッキリしているから
わかりやすいし、溶け込みやすいなぁと思いました。



ただ、嫌いじゃないけど何度も読みたくなる本じゃない感じ。
それに同じ作家さんの別の作品も読んでみたい!とも別に思わない。
忘れた頃に、ふと読んでみようかなとは思うかもしれない。
愛という原動力さえ値上がりで小人の靴屋もあぁ店仕舞い
今回も短編連作集。
北村薫さんの『語り女たち』です。
語り女たち語り女たち
(2007/03)
北村 薫

表紙にあるような挿絵もあって、
北村さんの得意のほのぼのミステリーとも
また一味違います。


不思議な体験をした女達が、
とある海辺の家に話をしにやってくる。


なんかその不思議さで言えば『今昔物語』みたいな感じかな。
深読みしてもいいし、しなくてもいい感じ。
私はほとんどの話は流してました。


この本、はずれかあたりかと聞かれれば・・・・・はずれかな。
シンデレラなんかじゃないけど愛おしい猫かぶり姫のとなりで夕暮れ
読書熱、平熱からちょっと上昇気味。
まだ軽いものばっかだけど
まぁ、よしよし。


今回は『佐藤さん』
佐藤さん佐藤さん
(2007/06)
片川 優子

この表紙のオレンジが爽やかでかわいい。
えぇ、表紙買いです。


幽霊に憑かれやすい佐藤さんと、幽霊が見えちゃう佐伯君
高校生の二人を中心とするハートフルな短編連作。
表題作であり、この連作第1作は
著書が主人公よりもなお幼い15歳、中学3年生の時に書かれた作品。

そう思って読めば、
デスノのリュークのようなもん背負って教室にいる佐藤さんも
それに怯える佐伯君もどことなく高校生っぽくない。
文章から受けるイメージは中学校なんだよなぁ。


がしかし、独りよがりな文章かと言えばそうでもない。
『リアル鬼ごっこ』の山田悠介なんかよりはるかに巧いし好感が持てる。
アマゾンレビューにある通り、注目株であることも間違いない。

ぶっちゃけ「若者のリアルを描く現役十代の作家」っていう肩書きがあったとして
それって期限短いし。
十代以降の方が生きていけばはるかに長くなる。

感情の希薄な十代のリアルを切り取るなんてパフォーマンスより
心情を丁寧に描いて多くの人を納得させられる方が
よっぽど難しいけど大事だと思うので
そういう作家さんになれるであろう著者に今後も期待。
置き去りの言葉の粒まで暴れだすきっと今夜はラピュタが来ている
すごく久しぶりに
銀色夏生さんの詩集を読んだ。

月夜にひろった氷

これは新潮から出てる詩集だけど、
もっとも多く銀色さんの本を出しているのは角川で
詩集、ポストカードブック、つれづれ日記と
そらぁすごい数の本が発売されていて、
私はその中でも純粋に詩集ばかり集めていて、軽く15冊は越えていたと思う。

詩独特の言葉選びが好きだったし、
写真が好きだった。
国語学のレポートのテーマを
「銀色夏生の詩における色彩語彙」にしようかと思ったくらい好きだった。



だけど、久しぶりに詩を手にとってみたら
なんだか全く胸にぐっと来てくれなくて
こんなはずじゃなかったのにと思わず呟きたくなるほど
ショックだった。
そのうすっぺらさの原因がわからない。

別れた恋人と思いがけず再会し
再び身体重ねても不完全燃焼で満足が得られない。




そんな感じだ。
もっともっと記憶が薄れるまで次の再会はよした方が良さそうである。
デリバリーされる夕食 恋人も親指一つで消えてくあたしん家
久しぶりに江國香織さんの本を読破

赤い長靴赤い長靴
(2008/03/07)
江國 香織


江國さんって文芸春秋から本出たことあったかな?
初めて見たなと思わず手にとってしまったのだ。


結婚して10年、子供のいないある夫婦の日常を
双方の視点で描く。


和食の朝ごはん的小説。

毎朝食卓に並ぶけど、具は毎日変わっていく。
ディナーにはなれない、だけど飽きられもしない味噌汁。
結婚って、味噌汁みたいなものなのかも。


梯子酒の締めのお茶漬けとも似てるよね。
どこに遊びに行っても帰るお家があるのはやっぱり幸せなことなのだ。
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