にこやかに 凶器を握ったその指で作られているピースサイン
『模倣犯』を読み終えました。
前にもちょっと書いたけど、
やっぱり最後まで納得いかないというか、わだかまりの残る内容でした。
なんていうか。。。。
私は、犯罪を犯した人間には四の五の言わずに罪の重さをしらしめたい。
逃げ道を与えたくない。
凶悪な犯罪がおき、犯人が捕まるとマスコミはこぞってその人の過去を探る。
そんで、家族の誰かを亡くしてから性格が変わったとか、
両親が離婚したとか、
「心の闇」なんていう抽象的な言葉で終わらせたりする。
それっておかしくない?
子供の頃、いわゆる人格形成期に家族の誰かを亡くす人なんてこの世にいっぱい入るわけで、
家族の誰かかがいなくなることで、家庭の中で役割が変わることもとうぜんあるわけで、
そんな誰でも起こりうることを殺人とかの言い訳にして欲しくないんですよ。
被害者や被害者の家族とかから見れば、
犯人にどんな背景があろうとそんなこと知ったこっちゃないんですよ、
そんなの知らされても、だから何?ってな感じだと思うんですよ。
マスコミが犯人の過去を負うのは、
こんな凶悪な犯罪を犯した人間と自分は違うとはっきり示したいからだと思う。
自分の中にもこんな事しでかしてしまう要素があるんじゃないかとか、
自分の周りの人間がホントは悪い人間なんじゃないかとか、
疑い出したらきりがないから、
「悪い人間」とはこういうものって明確にわかる何かを欲しがってるんだと思う。
私もね、怖いんですよ。
一見「普通の人」が、とんでもない事件起こしたりするのが怖いんですよ。
だから、もう犯罪犯した人はとことん悪い人であって欲しいと思ってる節もある。
2時間ドラマのサスペンスドラマで犯人はよくがけの上で犯罪を自白したりして
推理役の人とか警察も犯人に同情的だったりするけど、
あんなのホントの事件でやられたらたまったもんじゃないなと思う。
サスペンスドラマは作り物だからね、許せるだけです。
でも宮部さんの作品は作り物なのにリアルで、
リアルだからこそ、
頭の中に死んだ姉の幽霊がいるとかそういうのは納得できなかったのです。
なんだか、長くなって自分の言いたいことが分からなくなってしまいました。
とにかく、犯罪はダメです。
(こういう締めでいいのか!!?)