恋するタタタン

ぬくぬくの恋の一つもしてみればもっとかわいい私になろうに。。。

 

ちょっと変わった小説を読み終えました。


俵万智さんの『トリアングル

現代歌人としてはもっとも知名度が高いであろう俵さんの
小説で、彼女の小説らしく、
短歌が物語のあちこちに挿入されている。

そう言わば現代の歌物語なのだ。

30代の仕事を持った女性が不倫の恋を長年続けながらも、
年下の男の子とも新たに関係を始めてしまう。

ありがちな設定だけど、そこに短歌を交えた俵さんらしい
女性の心情に関して鋭い切り口を見せるとこもあれば
言いようのないもやもや感をうまく表している。


それは彼女の経験が生んだものかもしれません。


短歌自体はこの小説のために詠まれたものだけではありません。
全部がそうではないとは思いますが、
以前出版されている歌集の中に収められた歌が何首もあるので、
彼女の私小説とも言えそう。


物語の途中に急に歌が出てくるから
それに慣れない人にとっては最初変な感じがするかもしれません。
でも、会話の途中でさらりと歌が詠めたら
こんな風流なことはないと思う。

ブログ内検索

プロフィール

Author:阿笠 香奈
FC2ブログへようこそ!

カレンダー

09 | 2006/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック

月別アーカイブ

リンク