恋するタタタン 2016年07月

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 2016年07月 

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期限切れポイントカードを捨てたあと財布を埋めてく私の嘘たち 

いつでもできると思ってたことに
思いがけず期限を設けられてしまって
ちょっとてんぱっている。

パンドラの箱をそのままにしておくか否か。
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有給の取り方さえも知らぬまま退職していく人の送別会 

産休明け、特別病弱というわけでもないけれど
子供が具合が悪くなるたび職場を休んでいることに対して
周りからのプレッシャーを感じると話す友人とお茶する。

友人の肩を持ちたい気もあるが
実際にしょっちゅう社員に休まれて戦力にならない人の分まで働く知人もおり
結果、女性社員より男性社員を採用する会社も知っている。
どっちもストレスがたまる問題。

ここはひとつ。
会社なり部署なりで、産休や、育休、看病や介護で急に休む人がいた場合
同じところで働く他の社員に還元したり、評価が高くなったりする制度にすればいいと思う。
さらに消化率換算で国から企業に免税とか還付とかすればいいと思う。
子持ちさん「子供が熱だして、保育園に預けられないので今日休みます」
周り「どうぞどうぞ(やった!今日看病手当5千円がでる!!)」


要介護家族持ちさん「これから週3日は、在宅勤務にします」
周り「どうぞどうぞ(やった!これが1年続けば介護手当で年収20万UPする!!)」


妊婦さん「来月から、産休と育休で2年休みます」
会社「どうぞどうぞ(やった!!消化率100%取ってくれたら法人税が安くなる!!!)」


どうですかね。企業の負担が大きすぎるかね。
制度を使う機会が無くて不平等感を感じる人は減るとは思うんだけど。

君の手で転がされたいいつまでも私が私を忘れるくらいに 

久しぶりに深夜の新宿を歩く。

腕に絡みついて甘えたいような
ホテルにそっちから誘わせたいような
まだ自分自身の気持ちが固まらない。

旧コマ劇前の深夜のボウリングをやりながら
ブラックライトに光るワイシャツを見ていた。
このゲームが終わったらきっとBarに行く。
その後のことは、もう一度酔ってから決めよう。

この街に正しい選択してる人いるなら私が一人なわけない 

まったり映画鑑賞
今日は一転、コメディーだ!

ジャッジ!
妻夫木聡 (出演), 北川景子 (出演), 永井聡 (監督)


広告代理店・現通で働く太田喜一郎(妻夫木聡)は、情熱は人一倍、でも腕はイマイチという落ちこぼれクリエイター。
お人好しな性格が災いし、いつも身勝手な上司・大滝一郎(豊川悦司)の尻ぬぐいをさせられてばかり。
ある日、太田は大滝から、サンタモニカ広告祭の審査員役を押し付けられる。
毎夜開かれるパーティーにパートナーの同伴が必要と知った太田に頼まれ、仕事はできるが、
ギャンブル好きの同僚・大田ひかり(北川景子)もイヤイヤながら“偽の奧さん"役として広告祭に同行することになった。
大滝の指示で、窓際社員の鏡さん(リリー・フランキー)のもと審査員としての怪しげな特訓を受ける太田。
しかし、教わったのは英語のフレーズをいくつかと、“ペン回し"のやり方、大量のオタクグッズだけだった・・・
華やかに審査会が開幕する中、太田は「ちくわのCMを入賞させられなければ会社をクビ! 」という驚愕の事実を言い渡される。
それは、クライアント都合で勝手に作られた「つまらなくて死ぬかと思った」と酷評された代物だった。
クセ者揃いの審査員たちが、自作の得点を少しでも上げようと躍起になって駆け引きを繰り広げる中、
日本から来たライバル代理店のエリート社員・木沢はるか(鈴木京香)も参戦。
太田はこの審査会を乗り切ることができるのか! ? 人生最大の審査(ジャッジ)が始まる!
<Amazon 内容紹介 【ストーリー】より>



久しぶりに妻夫木君の映画を観た。
ここ数年全然出演作品を追えなくなってたけど、
家族ものとかヒューマン系の映画出演が多いみたいでちょっと一気に見るには重い。
が、無駄な説明のいらないコメディはやっぱりいいね、楽しいね。

ちょっと頼りなくて情けないけど、真面目でいいやつって役柄。
『ウォーターボーイズ』の頃も初々しくて良かったけど
30歳過ぎてもまだ」こういう役もできるってすごい。
相変わらず似合うって言うか、うまいって言うか。
北川景子ちゃんとの共演は初めてだと思いますが
クールビューティー☆とのカップリングがとても似合ってた。

他、制作にフジテレビが入ってるだけあって脇役まで豪華配役です。
竹中直人さんとか、でんでんさんとか。これみんな友情出演なのかな・・・

以下、映画を観ていて気になった点。
北川景子ちゃん演じる同僚ちゃんは、
なんで主人公太田がクビになりそうってわかったら協力的になったの?
仕事は出来ないけど人柄は認めてるみたいなエピソードとか
それまでになかったから???だった。
さらに、二人でディーナーに行き和やかに食事を終え戻ったホテルの部屋で
なんであんな急に癇癪起こして出て行っちゃったの?
あと、HP運営にさくっと入り込めるあの女性は一体・・・・

ま、細かいこと気にしても仕方ないか。コメディだもんね。

そして、久しぶりにサカナクション聴いたけど、やっぱいいね。
主題歌の曲はもう数年前の曲だけどカッコイイよ。

果ての無い愚痴を肴に酒交わし頭痛頭痛で夜は更けゆく 

体調悪いです。
頭痛薬を常飲する毎日。

だから夏って嫌い。

悦に続くあなたがくれる苦痛ごと愛だと思って受け入れている 

まったり映画鑑賞。
今回は欲求どろどろ映画。R18。

愛の渦
池松壮亮 (出演), 門脇麦 (出演), 三浦大輔 (監督)

珍しく映画の公式サイトが生きています→公式サイト


―秘密クラブ ガンダーラ―
時間:0時―5時まで
料金:単独男性2万円、単独女性1千円、カップル5千円
ルール:コンドームを必ず付けること。
行為の前には必ずシャワーを浴びること。
女性の意思を尊重してHすること。

閑静な住宅街にあるマンションの一室。バスタオル1枚で気まずそうに思い思いの場所に座っている男女8人。終始俯いている暗いニートの男、茶髪のフリーター、真面目そうなサラリーマン、工場勤務の太った男、メガネの女子大生、気の強そうな保育士、可愛らしい今どきのOL、大量のピアスを付け、痩せぎすの女。社会では友達関係にはなり得ない、バラバラな風貌だ。ここは「セックスがしたくてたまらない人たちが集まる」店。行為に及ぶまで、ぎこちないやり取りがあるが、一度してしまえば、欲望は気持ちいいほど剥き出しになっていく。しかし同時に、「やりたい相手」と「やりたくない相手」、それにともなう駆け引きや嫉妬など、それぞれの本音も露わになっていく。そんな中、ニートは女子大生に特別な感情を持ち始める。ぶつかり合う心と体、真夜中に途中参加してくるおかしなカップル、欲望渦巻く一晩は一体どこへ向かうのか―
<Amazon 内容紹介 【ストーリー】 より>



もう一度言っておきますが、R18指定映画です。

何で紹介されてたか忘れたけど、
門脇麦ちゃんが大絶賛されていて、前からすごく気になっていた映画。

そして、何よりも池松壮亮君に期待していたんだ。
しかし、なんか思ってたのと違ったー
なんていうか、なんていうか、
もうちっと池松君じゃないとダメな憂いのある役かと思ってた。
123分の作品中、18分半しか服着てないって解説にあるんだけど
さらにその服着てない時間の半分はSEXしてて、もう半分は顔が見えてない。
演技力じゃなくて体力勝負とかそういうのが観たかったんじゃないんだよーーー

結局期待してたものではなかったけど、
SEXに誘うまでのもにょもにょした感じとか、
なぜか、説得力を感じた。
こっぱずかしくて、思わず早送りしたくなったけど
AVでインタビューを飛ばして観る男みたいだと思ってやめたw

あと、店員役の窪塚洋介さんのキャスティングもなるほどーーって思った。
新宿歌舞伎町のBARとかに、いるわ、こういうバーテン。
ちょっとカッコよくてちょっと馴れ馴れしい。


ところで、この映画のテーマについてですが
真面目な女子大生が、覚悟決めて一夜の遊びの会に参加し
それが裏の顔なのか、世間体に隠れていた本来の顔なのか
欲望の渦の中で見えたものが何かって言うことだと思うんですけど
なんか自分自身でも、自分の欲求が何か把握出来てなくて
大事にされたいような、汚されたいような
全部ごっちゃにしてうわーーーーーっってなっちゃう
そんな夜ってやっぱり誰にでもありますよね?

そんな渦中で、どろどろの自分を受け入れてくれる人がいたら
恋に落ちたって仕方ない。

怖がりが加速していく夏の夜を持て余している身体の奥で 

苦手な夏が猛威を振るう。
暑くても窓が開けられない。

あと何年こういう風に過ごすのだろう。

だんだんと影が伸びてく夕刻の寂しさ残し恋は行ってしまった 

まったり映画鑑賞。
あー年齢を重ねたことを実感する。でも大人でもきゅんとする映画。

新しい靴を買わなくちゃ
中山美穂 (出演), 向井 理 (出演), 北川悦吏子 (監督)


カメラマンのセン(向井 理)は、妹のスズメ(桐谷美玲)に付き添いパリへと旅行にやって来るが、到着するやいなや一人で行動したい主張するスズメはどこかに出かけてしまう。
置き去りにされて困惑していたセンは、ふとしたきっかけでパリ在住の日本人女性アオイ(中山美穂)と出会う。
宿泊先もわからず妹と連絡もとれないセンは、アオイに電話をかけ、その夜二人は食事をともにするが…。
<Amazon 内容紹介 [STORY] より>




恋愛ドラマ脚本の女王、北川悦吏子監督作品。
いやーもう、さすがっす。さすがっす、北川悦吏子。

今回の映画、北川作品前作同様
岩井俊二監督が、プロデューサーとして制作に参加。
岩井俊二×中山美穂と言えば、
長い日本映画低迷期からの脱出の一つともなった『Love Letter』が印象的。
あの映画の中山美穂は本当にかわいかった。
そこから約20年。
年を重ねた中山美穂がいいおばさん年齢のはずなのにかわいいよーきゅんとするよー
そら旅先にこんな女性いたら誰だって恋しちゃうよ。
美人で、お人好しで、ちょっとドジで、しっかり仕事して自立してるのに、
弱いとこもあっていっしょに居てあげたくなる女性。。。。
くそぅ、どうすりゃそんないい女になれるの?てか実在するの?
そんな愚痴が出てしまうくらいかわいい。

今ではテロが相次ぎ、イメージが少しずつ変わってきているフランスですが
この映画では、日本人が想像する
美しく、おしゃれな街としてのパリそのものが舞台で
大人女子の心を鷲掴みにしているのではないでしょうか。

個人的に一番好きだったのは、
友人のホームパーティにお呼ばれしてたのに行くのやめちゃって落ち込んでるとこあたり。
気持ちがしぼんでしまう瞬間のカットが良かった。

あと、綾野剛くんも桐谷美玲ちゃんとのカップル役で出てらっしゃいますが
これはリアルにモテてる男だな~って思いました。
いちゃいちゃしてるシーンめっちゃうまいんだもんw

こちらも観てね☆
北川悦吏子初監督作品 ハルフウェイ
ポッキーの青春期間に光あり今ひとたびの恋に溺れん
岩井俊二×中山美穂 Love Letter
レビュー→こちら
北川悦吏子×中山美穂 Love story
青山の歩道橋にて君叫ぶ「素敵なキスをしませんかー?!」

太陽の目覚めが伝染するような起き抜けセックス生きるって楽しい 

ちょこちょこ読書。
道中のおともの本を読み終えてしまい、
実家の本棚より急遽連れ出してきた本。

ハチ公の最後の恋人  (1998/8) 吉本 ばなな

霊能者の祖母が遺した予言通りに、インドから来た青年「ハチ」と巡り会った私は、彼の「最後の恋人」になった…。運命に導かれて出会い、別れの予感の中で過ごす二人だけの時間―求め合う魂の邂逅を描く愛の物語。
<Amazon 内容(「BOOK」データベースより)>


新刊を心待ちにしているというわけではないけれど、
時たま手に取ってしまう作家さん。
小学生の頃に『キッチン』や『哀しい予感』を読み
それまで読み漁ってた講談社のティーンズハート文庫(今でいうラノベ)から
一般書籍へ読書傾向を移すきっかけとなった作家さん。
そんなばななさんの作品の中で、ダントツでこの本が好き。
特にベストセラーとか、映像化してるとか、売りのある本じゃないけど、
さっぱりとした、でも熱い風が吹いている、そういう本。

主人公も、恋人のハチも宗教とともに育ってきたという設定で
現代文学において宗教とはとても扱いにくいものだと思うが
この作品はとても良い距離感で、
宗教ではなく、哲学的な生き方が提示されている。

息の仕方を教わらなくても人は生きて生けるけど
正しい息遣いは心を楽にしてくれる。

サラリーマンの読んでる本のタイトルを眺めている間に日付が変わる 

ちょこちょこ読書。
今更感のある人気作品を、あえて読む。

オレたちバブル入行組  (2007/12/6) 池井戸 潤

大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快エンターテインメント小説。
<Amazon 内容(「BOOK」データベースより)>



オレたち花のバブル組  (2010/12/3) 池井戸 潤

「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行の半沢直樹。銀行内部の見えざる敵の暗躍、金融庁の「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、絶対に負けられない男達の一発逆転はあるのか。
<Amazon 内容(「BOOK」データベースより)>


数年前に、TBSでのドラマが大人気でしたね。半沢直樹シリーズの2作です。
天邪鬼な性格のため、購入してから数年間
本棚の中で眠らせていた本の中から今回旅のお供に連れて出ました。
車内や宿泊先で読んでたのですが、
とても読みやすくて、金融関係の専門用語もたびたび出てくるのですが
しっかり解説されていてあっと言う間に読破。
ドラマもほとんど観ていたので、ドラマが割と原作に沿っていたんだなぁと思いながら読んでたけど
この本だけ読んでると、心情表現は少なくもっと踏み込んだ内容も欲しい。
若干キャラクターの個性も弱いかなぁと思った。
同期や、嫌味な上司たち、家族とかね。
ドラマの方がより丁寧にキャラ設定されてたと思う。
半沢さんの奥さんくらいじゃないかな、きっちり書かれているの。

ドラマ放送時も思ってたけど
やっぱり日本人皆うっぷんたまってんだなぁ。
だからこそ、痛快解決物語が好きなんだろうね。
今年の初め、ほとんど話題にならなかったけど
『坊ちゃん』のドラマ化とか、目の付け所がいいね!と思った。
話題にはならなかったけど。

カレーより私を寝かせて午前四時ラジオ代わりの電話は続く 

午前3時半に専用着信音で起こされる。
仕事で寝ちゃいけないのに眠くて仕方ないから
なんか目の覚めるようなことやれとのこと。

カープの応援歌をメドレーで歌って励ましました。
午前4時にようやく寝かせてもらえました。ほっ。

それにしても日中眠かった。

民宿を営む友宅2階から眺めた海の狭さ懐かし 

ちょこちょこ読書。
いくえみ綾さんの表紙が目印の短編集。

海を見に行こう  (2012/12/14) 飛鳥井 千砂

同棲していた彼氏とケンカして、家出した茜。民宿を経営する叔父夫婦のもとに転がり込むが、そこはラブホテルに替わっていて…(「海風」)。結婚して10年。ずっとうまくいっていた妻との間に、大きな悩みを抱えてしまった航。久しぶりに戻った故郷で、昔傷つけてしまった女性と再会し―(表題作)。海辺の街を舞台に、人生に迷い立ち止まる6人の男女の再生を描く、ほろ苦くも心温まる小説集。
<Amazon 内容(「BOOK」データベースより)>


このブログではレビュー書いてないけど、すでに何冊か読んでる作家さん。
率直な気持ちを言えば、インパクトの無い作家。
何冊読んでも、強い印象は残さない。

が、それがこの作家の魅力でもあるかなと思う。
休日の昼寝前に読みたくなるような小説。
ハラハラドキドキはさせてくれないけど、ふんわりじわっとお話を紡いでくれる。
うーん、大人向けの児童書的効能とでも言えば良いだろうか。

今回の作品も、同様。
しょっぱなからラブホテルが出てきたりして
ホントに児童に勧められる内容なわけではないけれど
読んで嫌な気分になるお話じゃないから
心穏やかに読書したい人にはいいと思う。

徹夜必須の一気読み本!!!!特集などには
間違っても選出されない一冊。

君の出す生活音のリズムとは無言のごきげんバロメーターなり 

ちょこちょこ読書。
全然詳しくないジャンル。音楽ミステリー。

おやすみラフマニノフ  (2011/9/6) 中山 七里


第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに秋の演奏会を控え、プロへの切符をつかむために練習に励んでいた。しかし完全密室で保管される、時価2億円のチェロ、ストラディバリウスが盗まれた。彼らの身にも不可解な事件が次々と起こり…。ラフマニノフの名曲とともに明かされる驚愕の真実!美しい音楽描写と緻密なトリックが奇跡的に融合した人気の音楽ミステリー。
<Amazon 内容(「BOOK」データベースより)>


私のクラシックの知識は、
『のだめカンタービレ』ドラマ視聴レベルのため
ラフマニノフについて語られるべき事がきちんと語られているのか判別がつかない。
さらに、音楽家の心情については全くの無知なのだが、
解説(ピアニスト:中道郁代)によると
「とうてい部外者が書いたとは思えないほど」大変よく書けているとのことなので
そのあたりはよく取材されているのかもしれない。
が、これまた判別がつかないので
個人的には、音楽ミステリーと言いつつ普通のミステリーとして読む。
詳しい音楽についての描写はほとんど斜め読み。

ミステリーとしては、
正直かなり、それはもうかなり、弱い。
一応トリックのある謎があるのですが、
終盤明かされるそのタネが、はぁ?って言いたくなるレベル。
稚拙すぎやしないか?非現実的じゃないか?かなり運要素強くないか?という感じ。
キャラクター達も
全体的に人物描写が足りてない気がしていて、
シリーズ前作『さよならドビュッシー』(と言っても全く個別の物語)より
重複してるキャラがいるのですが
前作読んでないと、キャラの行動というか反応が突拍子もなく思えるところがある。
前作読んでない人にも楽に入れる導入にもうちょっと気を使ってほしかったな。
私は読んでいたけど、随分前のことで内容忘れてたので。
このシリーズ、ショパン、ベートーヴェンと続くのだがその辺り改善しているだろうか。

以下、本文中に出てきた曲をいくつか。
名曲を聴きながら読むとまた違った感想になるかもね。

ラフマニノフ : ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op. 18


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op. 73 「皇帝」


シューマン:ピアノ組曲Op.15「子供の情景」 第7曲「トロイメライ」


パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調 Op. 7 第3楽章 鐘のロンド

正確に二人の間の空気について表す言葉が見つからないの 

ちょこちょこ読書。
初めて読む作家。名前から想像しにくいけど女性作家。

ヌルイコイ  (2005/10/12) 井上 荒野

夫とのすれ違いの生活。妻子ある、冷たい先輩童話作家との不倫。マンションの給湯設備が壊れ、なつ恵は、銭湯に通うようになる。そこで出会う謎めいた青年「鳩」。やがて、なつ恵は死に至る病を告げられ、ますます「鳩」に思い焦がれていく。いわくあり気な老女たちが、ざわざわしはじめる。気怠い愛と不安が漂う日常を、繊細に切なくリアルに描く恋愛小説の傑作。
<Amazon 内容(「BOOK」データベースより)>


タイトル通り、ぬるっとした感触の物語。
誰にも共感出来ない、というか誰の感情もうまく読み取れなった。
不倫物語だと、それが間違っているとか自己中心的だとかはあるにしても
不倫している理由とかきっかけが話の軸になると思うんだけど
この物語では、そのあたりはかなりさらっと流しててただの事実として扱われている感じ。
なんというか、作者すら主人公に距離をとっていて
そっちは勝手にやってくれみたいな。

それにしても、ジャンル分けの難しい小説だよなー
恋愛小説に分類したいとこだけど、
主人公の主婦は別にちゃんとした恋愛してないし
不倫を軸にした家族小説でもないし
本人の成長物語でもないし
人間味薄い登場人物で人間ドラマって感じもないし。
文芸だからこそ成り立つ話。
映画やドラマでやったら、収集つかないわ、きっと。

ほっとけば砂を吐き出す貝たちの存在感なり会社の我は 

まったり映画鑑賞。
浮遊感のあるコメディ作品。

川の底からこんにちは
満島ひかり (出演), 遠藤雅 (出演), 石井裕也 (監督, 脚本)


上京5年。人生も腸もどん詰まり。夢も希望も見つからないけど、…もうがんばるしかない!
●がんばる元気をくれる傑作人間コメディ!
上京して5年、仕事は5つ目、彼氏は5人目。妥協と惰性で毎日を送る佐和子に、父親が病に倒れ余命わずかとの報せが入った。ひとり娘の佐和子は実家の“しじみ工場”を継ぐため、5年ぶりに故郷の水辺の町に帰るが、くせ者のオバちゃん揃いの工場は倒産寸前、火の車。追い込まれた佐和子は、オバちゃんたちのパワーを借りて、初めて人生に立ち向かう。
<Amazon 内容紹介より>



※予告は1分14秒~です。 なぜか最初は放送終了時のピー音が・・・・

もう離婚されちゃいましたけど、満島ひかりちゃんと石井裕也監督の出会いの作品ですね。

今回レンタルショップでコメディーコーナーにあったので借りてみたけど
いやぁ・・・・・
私、この笑いのセンスダメだわ、笑えなかった。
ギャグっていうより、ユーモアなんだろうけど、なんか始終苦笑いって感じになる。

まず、満島ひかりちゃんの彼氏(?)・・・いや婚約者(?)役の遠藤雅さん
初めて見た俳優さんだと思いますが
最初からフルーツポンチの村上さんに見えてしょうがなくて、なんか集中できなかった。

あと、おばちゃんズの中のリーダーっぽいおばちゃん。
めっちゃどっかで見たことある(普通の実社会でかも)んだけど
全然思い出せなくて、喉元に違和感。
あーあーあー誰だっけなぁ、ここまで出てんだけどなぁー
住宅街で1回は見かけたことある感じのおばちゃんです。
Wiki見てもあんまり作品名なかったんだけど、普段どんな仕事してる人なんだろう
とりあえず、映画では見かけた事なかった。


映画全体としては、この監督は、三木聡監督とか好きなんじゃないかなってこと。

こちらも観てね☆三木聡監督先品
図鑑に載ってない虫 レビュー→行き場のない腫れてく心を持つ海はそれでも誰かを生かしているのだ
イン・ザ・プール レビュー→気まぐれの引っかき傷が膿んでいる君が恐いと膿んでいる
転々 レビュー→アレルギー成分表さえ読み飽きて答え出ぬまま早朝ファミレス

愛だけに生かされている私のことを世間はばかと笑えばいいよ 

この間、告知を見かけて行きたいと思ってた展示に行ってきました。

大和和紀画業50周年記念原画展
サイン会は、7/10(日) 午後1時から
グッズ購入者から抽選だそうです。
私は日曜は行けそうもないので早めに観に行きました。


なんと言っても、やっぱり大和和紀の作品は美しい!
私が大学で文学部に入ったのも、『あさきゆめみし』がきっかけと言っても過言ではない。
子供の頃にこの作品と出会ってなければ
『源氏物語』も歴史上のただの一作品で終わってたと思う。
大学で、奥深さを学んで、また『あさきゆめみし』を読むともっと好きになる。

これまで、与謝野晶子や谷崎潤一郎の現代語訳や
マンガでも、きらや江川達也など
ホントに多くの作家・マンガ家がそれぞれの訳で本を出してるわけだけど、
大和源氏が最も美しい。
そのカラー原画を観れる貴重な展示。
絵を眺めているだけで少し泣きそうになる。

もちろん『あさきゆめみし』以外の作品も多く展示されてます。
人気があったのはやはり『はいからさんが通る』『ヨコハマ物語』などでしょうか。
どれも、華やかな着物やドレスなどが美しいマンガです。
そして、現在も連載中の『イシュタルの娘〜小野於通伝〜』の原画もあるのですが
悲しいかな、やはり昔の作品ほど大きく華やかな作品はなくて
カラーカット程度です。
新作の需要が昔ほどには無いってことかなぁ、やっぱ。
もう、あの豪華絢爛な新作は拝めないのかなと思うと悲しいな。

あと、映像で原画作成の過程ドキュメントが流れてましたが
とても興味深かったです。
私、水彩画ってホント苦手だったので、こんな細かい作業を
根気強く続けられるってだけで尊敬対象。


原画展は7月12日まで、池袋東武百貨開催中です。
近くの人は観に行くべし。
グッズも、あぶら取り紙や入浴剤など変わったものも多くて面白かったです。
自分用とお母さん(がちんこファン)へのお土産用で
ポストカード他購入しました。
財布のひもが緩くなる~~~~

カギにつけたマスコットを弄ぶ我が家の猫は斬首がお好み 

ちょこちょこ読書。
新しい警察小説読んでみました。

バレットハート 警視庁特別教導課 心経琴枝 
(2015/5/23) 丈 武琉


本当に死人が出てるみたい―まことしやかに囁かれる『みんなの丑の刻参り』という怨念ビジネスの噂。刻同じくして、上野署管内では人間業とは思えない首斬り殺人事件が立て続けに発生。新任刑事の心経琴枝は、猟奇殺人と怨念ビジネスの間に関係を見出し、捜査を進めるが!?心と過去に闇を抱えるベテラン刑事・黒霧順平と超行動派女刑事・琴枝がたどり着いた驚愕のトリックと真相とは!?ノンストップ警察エンタテインメント!
<Amazon 内容(「BOOK」データベースより)>


新しく読んでみたのですが、これも女性警察官が主人公。
最近は、そういうシリーズの方が多いね。
事件を追う公的パートと、一人の人間としての心情を描く私的パートの
コントラストがわかりやすいからだろうか。

そんなわけで数々の女性警察官(主に刑事)の小説を読んできたけど
ぶっちぎりでぶっとんでる型破りな警察官である。
まず、全然車両に詳しくないからすごさは語れないけど
とんでもなくでっかくて、馬力あって、排気量もすごいバイクを
ホントだったら確実にスピード違反で捕まる速度で転がし、
容姿も事件に巻き込まれたことをきっかけに
レンジャーカットの金髪で、首や顔に火傷や深い傷があり
ジーンズとTシャツで関係場所に向かう。
先輩であり相方の警察官は、顔中火傷を隠す包帯で志々雄状態。
こわすぎるわ、こんな二人組が聞き込みにきたらw

物語は、呪いの人形が殺人事件を引き起こすという
オカルトから始まり、しかもそれが首切り殺人。
事件の流れというか、物語の流れをどう展開するのかなと
先が気になる小説ではありました。
読み終わってみれば、2時間のサスペンスドラマ出来そうだなって感じですが
実写にすると映像えぐくて、やっぱ無理かも。
昔なら生首ゴロリくらいなんでもなかったけど、今規制厳しいもんね。

そして、最後まで明かされない問題があり
それはシリーズ化して、次作以降に繋げたい算段だと思われ。
今年、次の作品が出るかもね。

少しでもあなたに触れていたいから特技はハンドマッサージです 

私の太ももの上で
彼の顔をマッサージしている間
隙を見てキスを狙うのが好き。

今日はディオールのハンドクリーム塗った手に
キスされた。

私の完敗。

喉奥が異物を逃さぬように締まり酸素がなくなる あなたが好きだ 

まったり映画鑑賞。
前から観たかったR指定作品。
エロはたっぷりだが本質はそこではない。

ふがいない僕は空を見た
永山絢斗 (出演), 田畑智子 (出演), タナダユキ (監督)

高校生の卓巳(永山絢斗)は友達のつきあいで行ったイベントで “あんず"と名乗る里美(田畑智子)と知り合い、アニメキャラクターのコスプレをして情事に耽るようになるが、その写真や動画が何者かにばら撒かれてしまう。実は里美は姑から不妊治療や体外受精を強要されている主婦で、彼女の情事を知った夫がばら撒いたらしい。助産師として様々な形の命の誕生を見守っている卓巳の母(原田美枝子)。痴呆症の祖母と団地で暮らし、コンビニでバイトしながら極貧の生活に耐える卓巳の親友・福田(窪田正孝)……。それぞれの登場人物が抱える思いと苦悩がリンクし合い、やがて一筋の光が見えるラストに収束していく・・・
<Amazon 内容紹介 【ストーリー】より>



田畑智子さんの魂の演技も含めて俳優さん・女優さんの演技がいい。
脇役も含めてナイスなキャスティングで
団地で貧しい暮らしからの脱出を目指す窪田正孝君(今より短めの髪型がかっこいい)
孫を執拗にせがむ義母役の銀粉蝶さん(嫌味加減がいい)
優しい笑顔で芯のあるお母さん役の原田美枝子さん
みんないい。

そんな中で気になった方がちらほら。
お母さんが営む産院で、助手として働くさばさばしてるけど頼れる女性役の
梶原阿貴さん!
うーん、この役今までのタナダユキ監督作品だったら絶対江口のりこさんがやってる。
すごく役に合ってる女優さんで、
髪型がファンキーな感じなとことかすごく良かったけど
なんで江口さんじゃないんだろとは思った。

あと、役名さえないので演者がだれかエンドロール見てもわかんなかったけど
主人公の少年と、主婦の二人の
出会いのきっかけとなった同人誌即売会に主人公を連れて行った友人役。
1シーンしか出番ないんだけど、
この自身ないのに自意識過剰みたいなしゃべり方が
みんなが想像するちょっとオタクでちょっとウザいイメージにばっちりはまりすぎてて
この演技演出だよね・・・・?と疑いたくなる程。
ディテールが細かいが、そこがいいなと思った。

他にも、
コスプレSEXのためのシナリオを主婦がノートの切れ端に書いてるんだけど
削ってない鉛筆で書いてて
しかも大して字が上手くないとこが、リアルっていうか。
そういうのがそこかしこで作品に体温持たせてる。
映画なんて虚構の世界だけど、
自主映画とかの自己中に作った映像と、日常を切り取ったように世界が作り上げられた映画では
全く意味が違うと改めて感動した。


ちなみに、過去のタナダユキ監督作品。これも観てね☆
月とチェリー レビュー→クリスマスケーキの上で嘲笑うサンタクロースの恋人になる
百万円と苦虫女 レビュー→溜息の数を100まで数えたら逃げてく昨日を捕まえに行こう
赤い文化住宅の初子 レビュー→☆映画鑑賞 赤い文化住宅の初子☆

喧騒を通り過ぎるのと喧騒の中で暮らすのは同じじゃない 

ちょこちょこ読書。
横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作品。

僕と『彼女』の首なし死体  (2012/9/25) 白石 かおる

僕=白石かおるは商社勤めのサラリーマン。自宅で切り落とした女性の首を渋谷の街に置き、ある「知らせ」を待っている。だが進展がないまま、自宅に何者かが侵入し、保管してある遺体から指を切り取って公園に遺棄した。不気味な模倣犯の目的は…?そして数日後、東京を襲った地震が事態を一気に加速させ―この謎はとても切なく、震えるほどに新しい。横溝正史ミステリ大賞の新しい地平をひらいた異色ミステリ。
<Amazon 内容(「BOOK」データベースより)>


お恥ずかしいながら、横溝正史読んだことない。
つまりは、横溝正史ミステリ大賞は、どんな作品が賞されるに相応しいかも知らない。
が、率直に言う。


レベル、低くね?


これについて、解説(宇田川拓也)にて横溝ミステリ大賞選考委員の坂東眞砂子の
批評が引いてあったのでそのまま引用する。

最終候補作品中、最も不快感を覚えた小説だった。(略)
真っ先にいえるのは、主人公「ぼく」の性格や心理があまりにも嫌味で、好きになれないということ。その理由は、「ぼく」の存在が、常に事象の上にあり、他社を見下しているようなところにある。(略)何の説得力もないままに、「ぼく」はすべてのものを超越し、何事にも冷静で、淡々としていられる人物として描かれている。作者の自意識過剰が、主人公像に投影された結果ではないかと思う。


さすがである。わかりすぎるぞ坂東眞砂子!なんて的を射た評なんだ!

解説では、
顔が良く、一流商社で働いていて、そこそこ女にモテ、
大胆な発想力と行動力、そして冷静さを併せ持つ、完全超人な主人公が嫌味で
共感を得られないといった説明があったが、それは違う。

虚構の世界なのだから、そういうキャラとして考えれば別にリアリティが無くてもかまわない。
ただし、作者の頑張ってる感(知ってる知識を丸ごと詰め込もうとしてたり)が
ぶっちゃけうすら寒い。すべってるよ、それ。って感じ。
中二病的自意識過剰が、随所で見られるが
それが作者の狙ってやった演出なのか、つーか作者自身が中二病なのか。
どっちにしても読んでるこっちが恥ずかしくなる、稚拙さがある。

また、ライトノベルだからと言っても、このキャラ達の血の通ってなさったらない。
AがあるからBがあるといった文章じゃなくて
Bという事象のためにAを用意するみたいな
作者の都合のままに動くので、ロボットのように無機質で
魅力が全くないから、共感できない。
もっと人間観察した方がいいと思う。人の行動には感情という裏付けがある。
それを作者は理解してない。


あと、個人的に気になった点
街中に設置されたカメラを「監視カメラ」と言っているが正しくは「防犯カメラ」である。
自衛隊を軍隊と言うとめっちゃ叩かれるように
これ言い間違えると警察関係の人だと怒られちゃうので注意した方がいい。
編集者も仕事しろ。

指先で確かめながら恋をする あなたの熱で浮かれっぱなし 

まったり映画鑑賞。
いやーもうきゅんきゅんですわよ!

箱入り息子の恋
星野源 (出演), 夏帆 (出演), 市井昌秀 (監督)

この映画は珍しく公式HPが生きているよ!→公式サイト

真剣だからこそぶざまで、滑稽だからこそ心に刺さる。
“35歳の童貞男"が突っ走る、たった一度の恋の行方は果たして―。

自宅と職場の市役所をただ行き来する日々を送っている天雫健太郎(星野源)は、内気で愛想がなく、
唯一の趣味はペットのカエルだけ。見かねた両親は親同士が婚活する“代理見合い"に参加し、
今井家の美しい一人娘・奈穂子(夏帆)とお見合いするチャンスを掴んでくる。実は彼女の目がまったく
見えないとは知らずに・・。それでも奈穂子と初めての恋に落ちた健太郎。「好き」という感情を
一気に爆発させる彼だったが、行く手には思わぬ障害が待ち構えていた――。
<Amazon 箱入り息子の恋 DVDファーストラブ・エディション 内容紹介 [内容解説]より>



夏帆ちゃんかわええぇぇぇ。
透明感があって、素直ないい子で大事に育てられてきたお嬢さんって感じで
髪がさらさらでいいシャンプー使ってそうなところがいい。

そして、何より、主演の星野源君がいい味でてるよー
今や、紅白歌手となった源君。
私的には、本職の歌はあんまり聴いたことがないが
(バナナマンのラジオで日村さんにバースデーソング歌ってるの聴くくらい)
一見冴えない感じなのに実は多彩でモテモテ。
嫌味がない、いわゆる塩顔系男子だからでしょうか・・?
『ノン子36歳(家事手伝い) 』(レビュー→こちら)の頃は、誰これって感じだったのにね。

あと、森山良子さんの演技もいいです。
ぶっちゃけエンドロールまで気付かなかったけど。
大杉連さん、黒木瞳さん、平泉成さんの中で、ふつうぽい感じが出てました。


とにかく、不器用でかわいらしい恋を思い出したい方必見。
初めてのとにかくずっといっしょに居たい恋の熱っぽさ。
あぁーあったなと思い出す反面。
反省もしました。

家族さえレシピ通りに焼けばいいマフィンのようには上手く出来ない 

ちょこちょこ読書。
かわいらしい少女小説。でも、少女の終わりはすぐそこ。

卵と小麦粉それからマドレーヌ  (2010/2) 石井 睦美

中学に入学したばかりの菜穂は、「もう子どもじゃないって思ったときって、いつだった?」と話しかけてきた亜矢と仲良くなる。彼女と一緒に図書室に通いつめるなどして学校生活を送る菜穂。しかし、13歳の誕生日にママが「爆弾発言」をしたことで、状況は一変した。ママとは強い絆で結ばれていると思ってたのに…。注目度急上昇の作家・石井睦美の心温まる一作。
<Amazon 内容(「BOOK」データベースより)>


児童文学作家らしい、読みやすく、読後感さわやかな文章。
前に紹介した後味悪い系小説
(記事→誰しもが悲劇の気配を知っていて他人事なら写メだって撮れる )の
対極にあるような作品です。

想定されている読者層はティーンエイジャーかもしれないが、
大人が読んだって悪くないお話。少し退屈かもしれないが。
先日の、『ヤングアダルトパパ』
(レビュー→先生もママもパパも本当は大人のなり方知らないのだろう
と同じく中学生が主人公の物語ですが
全く違った家族のあり方で、この家族なりの問題はあるけれど
多くの人が描く、幸せな家庭像そのもので嫉妬するほど安心できる。
考えてみれば、トラブルや問題がある家庭こそ
文学の題材に選ばれやすいわけだけど、
たまには、あぁ幸せじゃーって言いたくなる家庭像でもいいなと思った。

リアルに最近家族の愚痴ばっか聞かせられていて
すこし辟易しかけていたので、本との良い出会いだったかもしれない。
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