2006年03月31日
制服のタイをきゅっと引き締めて心を込めた最後の「ありがとう」
2006・03 未公開短歌
言い訳を考えるよりもまず謝る。当たり前な大人になりたい。
夢と希望そんな輝く言葉さえ運んで連れてく 今日最終便
すかすかの首筋なでる春風が小鳥のキスを残して立ち去る
さよならの寂しさ払う蝶々の袖振る君を学び舎に見る
春雨の弥生の空にこだまする日 ピンク振りまき花の子になる
「4年間頑張りました」と証書をもらいて今宵卒店します。
無意識の言葉が私を貫いて広がる傷口は見ない振りして
『雪国』の世界に迷いこみたるや 白の入り口やわらかに待つ
飛石のようになりゆく想い出をわたって未来へつながる講堂
落ち込んだ顔はしないで 忘れ薬トレーに載せて運ぶよ、君まで