2006年02月28日
ビル群が飲み込んでいく町並みの影の一つになれり TOKYO
2006・02未公開短歌
太陽を追いかけゆけば君住まう夜のとばりが降りていく街
白く柔い不安定なる雲海に一歩踏み出す 否 踏み外す
心の中黒の絵の具で塗られても血で書く文字は赤いままです
君恋しひとり佇む 紅梅の季節が私の横を過ぎてく
「明日」って何時に始まるものだっけ 同じ一日繰り返してない?
毎日にうんざりしながら延々と塗りつぶしていた答えが出たよ
綱渡りし終えた後の安堵感と疲労感まで連れて帰る日
オーデコロンの香りを忘れかけてるから 明日はあの子に会いに行かなきゃ
もう君に「必要ないよ」と帰り道断たれて佇む夕べなりけり
こんもりと好きなものだけトッピングしてもなんだか満足できず
階段に午前3時の足音を響かす女の「明日」はいつ来る